8%という衝撃


昨日、前職の大手求人会社のインド子会社の社長とお会いする機会がありました。

10年ぶりくらいの再会でしたが、変わらずバイタリティに溢れ、魅力的な方でした。

世界のHR業界(人材業界)がとても刺激的で、
いかに現在の日本市場が危うい好景気のもとに成り立っているのかが、
とても明確にイメージできました。

 

現在の日本の人材業界はとても恵まれています。
弊社も好調ですが、やはり業界の活況に恵まれたためということが大きいです。
もちろん、弊社の成長理由として、少なからず努力の成果ということはあるのですが、
もっとできることはたくさんあり、
世界を見据えた戦略をたてていくことが重要だと痛感しました(日本市場に限定したビジネスであっても)。

 

インドでは、人材紹介会社が10万社あるそうです。
企業がたくさん存在すると、競争も激化し、
紹介会社の収益源である、人材紹介料は入社者の年収の8%がトレンドだそうです。
会社によっては2−5%で行う企業もあるそうです。

これは、とても衝撃的な数字です。
日本は、多くの企業が30%、今でも35%の料率で支払ってくれる会社もあります。

 

近い将来、日本市場においてこれらの数字が崩れるタイミングが来る、
そのために特定の領域において圧倒的な質を担保し参入障壁をもっておくか、
新規事業を育てておかないと、数で勝負できないベンチャーは立ち行かなくなる
と考えていましたが、
この日本市場の高価格帯の崩壊は、想定よりも早く来ると危機感を持ち、行動しないと
必要とされない会社となってしまいます。

 

インド市場では、
紹介だけではビジネスとして成り立たないため、
人事代行などのHRに関する包括的なサービスが進んでいるようです。
日本もそうなるはずです。

 

弊社でも人事代行を行なっていますが、
紹介との相性は非常によく、クライアントワークの軸となる事業のひとつとして、ノウハウを溜めていきたいと考えています。
ただ、新規事業となる障害者雇用に関する事業開発をもっともっと早めていかなければ、
と仕事観の変化を与えてくださった先輩社長に感謝します。

世界を見据えて行動していきます。

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